【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
ドアを開けて、零を中に入れる。
あたしの部屋はの効果音は"ぐちゃぁ…"だと改めて思う。
ぬいぐるみが散らかりすぎてて。
面倒だけど、少しは片付けておけばよかったわ。
「お嬢様…相変わらず散らかっておられますね」
そう呆れたように小さく呟くと、零は片付けだす。
あたしはベッドの上から、それを眺める。
「じゃ、早く片付けて頂戴」
ふんと鼻を鳴らすと、妖艶に微笑む零。
元に……戻ったのかな?
「零?」
「なんですか?」
ぬいぐるみを5つ抱えながら、零は振り向く。
そんな姿が似合わなくて、思わず笑ってしまった。