【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。



「……なんて言うとでも思った? まだ早い!」



べーっと舌を出し、零をあざ笑う。



零は驚いた顔して固まっている。



……この顔っ!!!

あぁ、快感~~!!!



あたしの笑い声だけが響く部屋。



あたしは近くにあった椅子の上に立って、立ちすくむ零と視線をあわせて……

今の気持ちを付け足した。




「でも、あたしがもっと大人のいい女になったら……もう一回して」




ちゅっ




零の頬にキスを落とす。

約束のキスの…つもり。




自分で納得がいく答えが出せた気がする。









< 190 / 202 >

この作品をシェア

pagetop