【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
「……なんて言うとでも思った? まだ早い!」
べーっと舌を出し、零をあざ笑う。
零は驚いた顔して固まっている。
……この顔っ!!!
あぁ、快感~~!!!
あたしの笑い声だけが響く部屋。
あたしは近くにあった椅子の上に立って、立ちすくむ零と視線をあわせて……
今の気持ちを付け足した。
「でも、あたしがもっと大人のいい女になったら……もう一回して」
ちゅっ
零の頬にキスを落とす。
約束のキスの…つもり。
自分で納得がいく答えが出せた気がする。