【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
レイ…彼女ね。
レイったら、私の鞄勝手に開けて。
次にあったときは、承知しないんだから!
でもまぁ……暇つぶしにはいいかも。
あんまり読んだことないし。
" 漫画 "っていうもの。
「零~っ?」
「はい、何でしょう」
赤信号で止まって、暇そうな零に声をかける。
「漫画って面白いもの?」
「物によってかもしれませんが、面白いと思いますよ」
へぇ……!
やっぱり、面白いものなのね。
漫画というものに興味が溢れ出してくる。
今、読んでもいい…わよね。
表紙をめくり、本編を読もうとすると眩暈とともに頭もズキズキと痛む。
さっきから下ばかり見ていたから、酔ったのかもしれない。
「もぅー……」
なんでこんな時に。