【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
いつもより、色っぽい零の顔。
低く響く声。
いつもの零じゃないみたいで、少し怖い。
「ひゃ……っ!?」
一瞬にして世界が反転した。
見えるのは、真っ白な天井と零の綺麗な顔。
深くベッドに沈む身体。
零の顔が近づいてきた。
長い睫毛。
陶器のようになめらかな肌。
慌てて目を閉じると、唇に感じたことがない感覚。
これは……キス?
身体がふわふわと軽い。
エッチってこんなモノなんだ。
触られたところから熱を帯びていく身体。
心が身体が零を求めているような…そんな感じ。
頭の中が真っ白で何も考えられない。