【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
「わっ! さっきの笑顔、超…可愛い~っ!」
ぎゅぅと苦しいくらいに、また抱きしめられる。
さっきの笑顔?
……馬鹿にしたっぽい笑いなのに?
ま、いいか。
「じゃ…明日よろしくね」
にっこりと笑顔を作る。
「もちろんっ! お供しますっ! お嬢様っ♪」
レイの大げさな言い方に、思わずまた笑ってしまった。
私の携帯の電話帳の中には…
零のアドレスともうひとつ加わって、レイのアドレス。
気を抜くと、情けなく顔が緩んでしまう。
変人な友達もつって大変なのね。