告白
先生。



卒業式を3日後に控えた夕方。


この街に珍しく雪が積もった。





「なんか寂しいな―この制服きるのもあと少しだなんて…」


「もう女子高生じゃなくなっちゃうんだもんね!ヤダよぉぉ~」



友達の会話を聞きながらも、
私は今にも嬉しくて笑い出しちゃいそう。

だって、あと3日なんだもん・・・・







「あ――――っ
ねぇねぇ!!
大大大ニュースっ!!」

大声にびっくりして振り返るとクラスメイトがいた。


クラスのムードメーカー的な彼女の出す声はかなり大きくて、
下校途中だった生徒達もこちらを見てる。



「もう!なによ!どうし―――」


「有馬先生、結婚するって!!!」




 
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