告白
「―――
有馬、先生・・」
1番、会いたかった人で
1番、会いたくなかった人、、
「どーした?
猛ダッシュで階段ああがってたからビックリしたんだけど…?」
「い、いえ!
なんもないです!
たまには走ってみようかな~って!」
「…階段、走んなよ」
「はぁい!ごめんなさぁい!」
「なんだその返事は!」
あはは、と
いつもみたいに笑ってみたけど
ちゃんと笑えてるのかな、わたし。
カタン、という音とともに
先生が隣の椅子に座る
「あと3日でお前たちともお別れだな…」
突然の言葉に
笑うのをやめて先生を見ると、
優しい笑顔でわたしを見ていた。