君はどう思っているんだろうか。
「え!マジ。やっぱ俺転校なんかしなきゃ良かった…。バーちゃんちにでも…」
その顔はシュンと擬態語が出そうな雰囲気。
「大丈夫ですよ!なんとか生活出来ますもん!」
とりあえず、笑っておこう。
「でも…あ。」
え??
「啓、図書室は静かにって常識。うるさい。」
後ろに居たのは…。
「と、うま…。」
私の幼馴染、そして初恋の人…。
何も出来ない、どうしよう…。
「…りん??」
昔のように、昔の…。
む、むり…。
「…久しぶり。」
ちらっとこっちを見た。
「おう…。」