四王寺学園記
「(ファーストキスがあぁぁぁ!!!)」
ガチャバタン!
部屋の壁に寄りかかりそのままズルズルと座り込む。
「…うそ。なんなの…。」
口元を押さえ、体育座りになる。
「でも、嫌じゃなかった…?」
「もう、分かんない。」
自分の感情なのに、自分が理解できない。頭がぐちゃぐちゃしている。
「ホント、理解不能…。」
俺様自己中なのかと思えば優しくて。カッコよくて可愛くて。何考えてるか分からない。
「くしゅんっ。…さむ。服着よ…。」