金星
ぶりっこ by jum
亜季は3つ年上の大学生だ。
亜季と出会ったのは、高校入ってすぐの頃。
高校の学食が不味かったので、
タケルや友達数名で、近所の大学の学食に侵入しよう企画を実行した。
そこでたまたま同じテーブルでご飯を食べていたのが亜季だった。
まわりのテーブルでは、友達同士で騒がしくご飯を食べている人たちが多かったが、亜季は一人だった。
やべー美人じゃね? お姉系ってやつ? 声かけるべ!
とひそひそ声での相談の結果、タケルが代表で、
学校案内してください、もしくは番号教えてください! とナンパを試みた。
しかし、
「西高の制服だよね? 学校戻らないとごじかんめが始まっちゃうよ~」
とさらりと交わされた。
――ん?
「じゃーね」と亜季はお盆を持って立ち上がりながら、
椅子にかけていた俺のブレザーのポケットに、こっそりメモを入れていた。
亜季と出会ったのは、高校入ってすぐの頃。
高校の学食が不味かったので、
タケルや友達数名で、近所の大学の学食に侵入しよう企画を実行した。
そこでたまたま同じテーブルでご飯を食べていたのが亜季だった。
まわりのテーブルでは、友達同士で騒がしくご飯を食べている人たちが多かったが、亜季は一人だった。
やべー美人じゃね? お姉系ってやつ? 声かけるべ!
とひそひそ声での相談の結果、タケルが代表で、
学校案内してください、もしくは番号教えてください! とナンパを試みた。
しかし、
「西高の制服だよね? 学校戻らないとごじかんめが始まっちゃうよ~」
とさらりと交わされた。
――ん?
「じゃーね」と亜季はお盆を持って立ち上がりながら、
椅子にかけていた俺のブレザーのポケットに、こっそりメモを入れていた。