金星
「あ、朋宏からメール来た! そろそろ行かなきゃ。じゃまた明日~」
そう言って、走って優奈は店を出て駅の方向へ走って行った。
あいつの恋愛へ捧げる力って本当に凄いと思う。
しかし、それが悪い方向にいかなきゃいんだけど。
「ありがとうございましたー。1200円になります」
それにしても……あいつ会計。
誰がおごるってやるって言ったんだよ。
まあ、いいけど。
次の日。
やっぱり優奈は学校を休んだ。