金星
なぜか下駄箱近くの自動販売機前に連れて行かれた。


何も言わず、小銭をそこに入れる潤一。


「何飲む?」


おごってくれるようだ。


「……コーヒー」


「おっさんか」


ムカ。


だって、タケルとか他の友達になぐさめてもらったのの、

昨日の失恋のショックで寝不足だったし。


「ってか何の用?」


そのまま外にあるベンチに座って、

潤一とコーヒーを飲んだ。


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