金星
エピローグ


ごろん、とベッドに寝っころがり、携帯を見る。


『潤一無事帰れた?

パパとママも潤一のこと気に入ってたよ!

今日はありがとね。楽しかったよ。


早く潤一にまた会いたい!』


優奈からメールが来ていた。


『そんなに欲張んなくても俺はちゃんとお前のこと好きだから安心しろよww また明日。おやすみ』


と返しておいた。


机の上に置いてある、母さんと親父と俺の3人で写っている古い写真。


それをチラッと見てから、俺は落ちるように眠りについた。


明日になればまたあいつに会える。


そう嬉しく思う自分がキモいが、

これが恋ってやつなのだろうか。



そうなら別にいいやと思った。



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