金星
「ねぇ潤一~、次はいつここに来ていい?」


カタカタカタ……


少しだけ空いた窓の隙間から入ってくる風の音と

タイピングの音だけが部屋の中に響いている。


「ねー! 聞いてるの?」

「知らねーよ。勝手にすれば?」



最低だろうと何であろうと、

別に俺にはどうでもいい話であって。




gyaban>君さ、まともな恋愛したことあるの?




ただ、前に進むことが怖かっただけだった。


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