好きでした・・・ずっと・・・〜幼なじみ〜

【母】

｢雄輝君なんか悩み事？｣
雄輝君は黙ったままだった。

｢離婚のことでもめてるんだって？｣
｢え・・・｣
｢ごめん。前雄輝君のお母さんに聞いちゃったの。｣
｢あー・・・｣

あのときの雄輝君は何もかも諦めた顔をしていた。

｢お母さんについて引っ越すかお父さんとのこるか悩んでるんでしょ。｣
｢はい・・・。母さんは熱とかよく出すしそっちについて行った方がいいんですけど、俺ここ離れたくないんですよ・・・。｣
｢うん。｣
｢だから離婚しないでって2人を説得しようとしたら、それは無理だって言われて・・・。｣
｢うん。｣


話している間雄輝君はずっと悲しそうな顔をしていた。

｢俺どうしたらいいかわからなくて・・・。｣
｢でも行くとしても雄輝君が中学卒業してからなんだよね？｣
｢はい・・・。｣
｢だったら高校は引っ越し先で3年間頑張ってみて、もしこっちのほうがよかったら高校卒業してこっちに帰ってきたら？｣

｢・・・はい。｣

｢まあ、最終的に決めるのは雄輝君なんだけどね。｣

雄輝君はいろいろと悩んでいる様子だった。

まあ、人生悩みながら生きていくもんよ。

｢よし。雄輝君解放！おチビ達と遊んできてやってくれる？｣
｢はい。なんかすいませんでした。｣


そういうと雄輝君は弘と志穂のところへ行った。