《短編》決戦は2月14日
それがスイッチだったかのようにあたしの瞳からは涙が溢れた。

まるで壊れた水道のように止めどなく流れた。



頭を撫でてくれてた手は今度はあたしを抱きしめてくれた。


あたしの流した涙は全部先生に吸い込まれていった。

ドキドキと混乱で頭の中パニック状態。


「せっ…先生…っ、服が…、汚れ…ちゃう……っ」


発した言葉の色気の無さと、ひきつった声に自分でガッカリ。



なのに先生ってば優しすぎ。


『いーよ。そんな可愛い顔誰にも見せたくないから。』


キャー、キュン死にさせるきですか!?

思考回路がショートしそうです。


                      .
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