双子月
先週オープンしたばかりとあって、小ぢんまりしたお店の中は若い女性でいっぱいだった。
それでも何とか4人席が空いていたので、朋香・美穂、瑠璃子・真朝が隣同士に座った。
まだ新しい木の香りがする。
メニューも手書きで雰囲気がとても良い。
「わぁ、久々にヒットって感じじゃん!」
と真朝が言った。
新しいランチ屋さんを発掘するのが4人の趣味である。
それも、チェーン店なんかではなく、こんな個人経営の小さくてアットホームな店。
休日、4人の予定が揃えば”ランチDAY”と称して、目を付けた店に足を運ぶ。
「本当、今は騒がしいけど、物珍しさが落ち着いたらイイ雰囲気の店になりそうだね。」
と、朋香が言った。
瑠璃子も頷いている。
良かった、少しは気が紛れたみたいだ…
美穂と真朝はそう思った。
4人は10分程メニューと睨めっこをしていた。
「Aランチ…パスタかぁ」
「Bは?」
「Bはドリア」
「日替わりはないの?」
「日替わりは、今日はハンバーグシチューだって」
「あ、ケーキ食べたいかも」
「単品のピザも美味しそう~」
女性の食べ物にかける熱意は素晴らしい。
たかが数ページのメニューだけで、ここまで議論する事が出来るのだから。
結局、いつものように4人別々のメニューをセレクトして、食べ回しする事にした。
それでも何とか4人席が空いていたので、朋香・美穂、瑠璃子・真朝が隣同士に座った。
まだ新しい木の香りがする。
メニューも手書きで雰囲気がとても良い。
「わぁ、久々にヒットって感じじゃん!」
と真朝が言った。
新しいランチ屋さんを発掘するのが4人の趣味である。
それも、チェーン店なんかではなく、こんな個人経営の小さくてアットホームな店。
休日、4人の予定が揃えば”ランチDAY”と称して、目を付けた店に足を運ぶ。
「本当、今は騒がしいけど、物珍しさが落ち着いたらイイ雰囲気の店になりそうだね。」
と、朋香が言った。
瑠璃子も頷いている。
良かった、少しは気が紛れたみたいだ…
美穂と真朝はそう思った。
4人は10分程メニューと睨めっこをしていた。
「Aランチ…パスタかぁ」
「Bは?」
「Bはドリア」
「日替わりはないの?」
「日替わりは、今日はハンバーグシチューだって」
「あ、ケーキ食べたいかも」
「単品のピザも美味しそう~」
女性の食べ物にかける熱意は素晴らしい。
たかが数ページのメニューだけで、ここまで議論する事が出来るのだから。
結局、いつものように4人別々のメニューをセレクトして、食べ回しする事にした。