双子月
7…愛しさの悲鳴
日曜の朝。
今日は光弘とスケートに行く約束をしている。
光弘はファミレスでバイトをしているので、普段あまりデートは出来ない。
今日は久しぶりに、と光弘が休みを取ってくれたのだ。
しかし、朋香の心は沈んでいた。
言いようのない不安感。
鬱々とした気持ち。
そして、左手首の傷痕…。
昨夜の記憶がないのだ。
「また…やっちゃったか…」
左手首に包帯を巻きながら、朋香は呟いた。
昨日、土曜日は、来週提出のレポートを家で仕上げていた。
天気が悪かったせいか、気分が良くなかった。
就寝前の薬を5錠飲んだところまでは覚えている。
今日がデートだったので、21時には布団に入った。
なのに、眠った感じがしない。
昨日の気だるさが残っている。
手首が斬れているという事は、夜中に起きて自分で斬った以外に他ならない。
今日は光弘とスケートに行く約束をしている。
光弘はファミレスでバイトをしているので、普段あまりデートは出来ない。
今日は久しぶりに、と光弘が休みを取ってくれたのだ。
しかし、朋香の心は沈んでいた。
言いようのない不安感。
鬱々とした気持ち。
そして、左手首の傷痕…。
昨夜の記憶がないのだ。
「また…やっちゃったか…」
左手首に包帯を巻きながら、朋香は呟いた。
昨日、土曜日は、来週提出のレポートを家で仕上げていた。
天気が悪かったせいか、気分が良くなかった。
就寝前の薬を5錠飲んだところまでは覚えている。
今日がデートだったので、21時には布団に入った。
なのに、眠った感じがしない。
昨日の気だるさが残っている。
手首が斬れているという事は、夜中に起きて自分で斬った以外に他ならない。