I love you -遠距離-
ずっと、夢亜の引っ越しの話が聞けないまま卒業式の前日になってしまった。
そろそろ僕の不安も募ってくる一方で。
僕は夢亜にとってどうでもいいやつなのか?というマイナスな考えしか浮かんでこなくなった。
だけどいつもどおり


「ゆーめあっ!いっしょかえろ??」
って言った。夢亜は少し焦ったように、「うっうん。」という。
夢亜...今日は言ってくれよ??頼むから。

そう思っていると・・・


「優。私、優に話さなきゃいけないことがあるの。」

やっと言ってくれた。
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