I love you -遠距離-
無事、卒業式も終わり。
夢が引っ越す日。
本当なら今日なんて来てほしくなかった。
時間なんて止まればよかった。
なんて馬鹿みたいなこと考えてる。

見送りにきた、莉奈と愛が気を使って、僕と夢を二人きりにしてくれた。
夢亜は焦ったように

「あっ、あの二人ほんとに何なんだろうね??あはは...」なんて言って笑ってた。
僕・・・夢亜に告白しよう!
「なぁ、夢亜?」

「なっなに?」

「僕...夢亜が...」
だけど、僕なんかが告白して夢亜は迷惑かな?
「優??」

「「夢〜!!もう行くわよー!!」」

「あっ、ママとパパだ...優?どした?」

そう考えると中々言い出せなくて。
情けなくて勇気のない最悪な僕がいた。
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