★甘い蜂蜜☆
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「菜々子~まぁだぁ!!!」
あたしはもう息切れしている。
「ここやねん!」
指を差したとこには大きなお家が。
「ほな、あと、電話してなぁ!!」
「えっ あっ!ちょっ!!!」
菜々子は手を振ってあたしから
遠ざかって行った。
「どうすりゃいいのぉ…」
あたしはインターホンを
押すか押さないか迷っていた。
「お、押すっきゃないよね…」
あたしは意を決して
ーピンポーンー
「お、押しちゃったぁ…;」
「どちらさん?」
あっ…先輩の声!!
「せっ先輩!!」
「あ。今村?」
「は、はい!!!そうです!」
「いいよ、来い。」
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