好き
気がついたら真咲の家の前に戻ってきていた。
――――ガチャ。
音をさせないように2回に上がった。
ドアに耳を当ててみた。
「・・・っく・・・」
やっぱり・・・。
真咲の声を殺した鳴き声が聞こえた。
そぉっとドアを開けた。
ベットに座ったままで、顔を手でおおっていた。
「真咲・・・!」
私は真咲に抱きついた。
もう答えは出ていた。
気づいてしまった・・・。
やっぱり私は優斗が好きなんだってことに。
そして、もう1つ気づいたことがある。
それ以上に真咲が好きなんだってこと。
「ぅわ! 麻衣!?」
「ごめんねまー君。
ほんとごめん。
ごめん、ごめん。」
「分かったけ、俺の顔見んで。」
「いや。」
「見るな!」
「いやだ・・・。」
私は涙でぐちゃぐちゃになっている真咲の顔を無理やり自分にむけた。
そして・・・、そっとキスをした。
「答えが出たよ。」
「あぁ・・・。」
「私は、やっぱり優斗が好き。」
「もういいよ・・・。分かったけ。」
「でも、真咲はもっと好き。」
「え・・・?」
「1番は真咲なの!」
「麻衣・・・」
「好きだから。」
その後すぐ携帯を手に取った。
俊吾に電話をかけた。
『はぁ~~い』
「ねぇ、優斗の連絡先教えて?」
『あ、ここにいるけど。』
「変わって。」
『ほぉ~~い!』
『もしもし。』
「優斗?」
『うん。』
「この前の告白、断ります。」
『あ・・・。 真咲かぁ(泣)』
「でも、まだ優斗のこと好きなの・・・。」
『・・・・・?』
「でも、それ以上にま」
『あ~、待って!
それ以上言わんで。』
「え?」
『最後まで聞いたら、本当に諦めんといけんくなるけ。』
「あ・・・うん。
えぇ!?諦めてよぉ!」
『いややし!
ずーーっと好きやけ!』
「はぁ?」
『真咲のライバルやけ!!!』
「えぇぇぇ!?」
『ずっと、彼氏候補やけ(笑)』
「え、意味分かんない!」
『じゃ!』
――――ガチャ。
音をさせないように2回に上がった。
ドアに耳を当ててみた。
「・・・っく・・・」
やっぱり・・・。
真咲の声を殺した鳴き声が聞こえた。
そぉっとドアを開けた。
ベットに座ったままで、顔を手でおおっていた。
「真咲・・・!」
私は真咲に抱きついた。
もう答えは出ていた。
気づいてしまった・・・。
やっぱり私は優斗が好きなんだってことに。
そして、もう1つ気づいたことがある。
それ以上に真咲が好きなんだってこと。
「ぅわ! 麻衣!?」
「ごめんねまー君。
ほんとごめん。
ごめん、ごめん。」
「分かったけ、俺の顔見んで。」
「いや。」
「見るな!」
「いやだ・・・。」
私は涙でぐちゃぐちゃになっている真咲の顔を無理やり自分にむけた。
そして・・・、そっとキスをした。
「答えが出たよ。」
「あぁ・・・。」
「私は、やっぱり優斗が好き。」
「もういいよ・・・。分かったけ。」
「でも、真咲はもっと好き。」
「え・・・?」
「1番は真咲なの!」
「麻衣・・・」
「好きだから。」
その後すぐ携帯を手に取った。
俊吾に電話をかけた。
『はぁ~~い』
「ねぇ、優斗の連絡先教えて?」
『あ、ここにいるけど。』
「変わって。」
『ほぉ~~い!』
『もしもし。』
「優斗?」
『うん。』
「この前の告白、断ります。」
『あ・・・。 真咲かぁ(泣)』
「でも、まだ優斗のこと好きなの・・・。」
『・・・・・?』
「でも、それ以上にま」
『あ~、待って!
それ以上言わんで。』
「え?」
『最後まで聞いたら、本当に諦めんといけんくなるけ。』
「あ・・・うん。
えぇ!?諦めてよぉ!」
『いややし!
ずーーっと好きやけ!』
「はぁ?」
『真咲のライバルやけ!!!』
「えぇぇぇ!?」
『ずっと、彼氏候補やけ(笑)』
「え、意味分かんない!」
『じゃ!』