大吉男と大凶女
「俺の作ったほうが美味いな」
台所で一人、お粥を食べながら呟いた。口にするのは二度目だが、それでもなかなか美味い。
自分で空にした器も一緒に、置かれていた食器も全部洗った。
こういうとき「一人暮らしでも安心だな」と、内心思う。最近は男女問わずだらしがないのが増えているからな。
台所の時計に目をやると、電車の時間まで余り余裕が無くなっているのに気付いた。
俺は洗った食器をテーブルの上に置いて、自分の部屋に駆け上がっては、ジャンパーを着る。
「結綺ー、食器片付けておけよー」
と残して階段を降りて家を出た。結綺の声が聞こえたがスルーして、自転車にまたぎ、駅へと向かった。
台所で一人、お粥を食べながら呟いた。口にするのは二度目だが、それでもなかなか美味い。
自分で空にした器も一緒に、置かれていた食器も全部洗った。
こういうとき「一人暮らしでも安心だな」と、内心思う。最近は男女問わずだらしがないのが増えているからな。
台所の時計に目をやると、電車の時間まで余り余裕が無くなっているのに気付いた。
俺は洗った食器をテーブルの上に置いて、自分の部屋に駆け上がっては、ジャンパーを着る。
「結綺ー、食器片付けておけよー」
と残して階段を降りて家を出た。結綺の声が聞こえたがスルーして、自転車にまたぎ、駅へと向かった。