優しい時間
「・・・うん。好き。もしかしたら
大好きかも・・。」

ジュンちゃんは頑張ってねって
優しく微笑む。

♪~♪~♪~♪~

「ひ・・聖からだぁ・・!!」

ピッピッ

【今日は本当にごめんな。
俺が言った事だけどまじだから。
考えがまとまったら返事ちょーだい。】

「ジュンちゃぁぁあん!!どうしよ!!
メール??!電話???!!」

「電話!!!電話!!!」

よし、頑張る!!!

プルルルルルル
プルルルルルル

「もしもし、杉本??」

出た・・・。

キーンコーンカーンコーン

6限目の終わりをつげるチャイムがなる。

いつも聞いているチャイムの音も
胸の音が大きすぎて小さく感じる。

「うん!聖・・あの・・さっきの返事だけど・・。
えっと・・その・・・私も!!聖の事好・・・」

・・・・??

あれ???

・・・・・・・・・・!!!

最悪!!!!電源きれたぁ・・

携帯の画面には<充電してください>の文字。

てか何で??
今日あんま使ってないよ・・・???

あーーーー!!昨日充電してない・・・。

「どんまい、流嘉。」

ジュンちゃんが私の肩をポンポンって叩く。

帰ってから電話しよ。

それから私たちは他愛もない、
いつものおしゃべりを始めた。

・・・・・・・

「杉本!!!」

へ??

「聖・・・!!」  
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