優しい時間
杉本の小さい体が

俺の腕の中にすっぽり納まる。

ちぃせぇな~・・。

グラウンドからの声援がうるさいけど、
こそばゆくて嬉しい。

「キス・・していい??優しくするから・・・。」

小さくうなずく流嘉に

そっと触れるだけのキスをする。

幸せ。

まじ、やわらけぇし。

生まれてきてよかったー・・笑。

「じゃぁ、また明日学校でな。」

「うん。また明日ね。ばいばい。」

そう言って、

流嘉のかわいいデコにキスをして帰った。
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