優しい時間
呼びだし
―流嘉Side―
「杉本~~
お前これやれよぉ~」
全く話した事のない
同じクラスのギャルに
日誌を渡される。
なんで私??
「こんなの
てめぇらでやれよ。
流嘉にやらそうと
してんじゃねぇよ。」
私の隣でジュンちゃんが
ギャル達に言う。
「ジュンちゃん??いいよ。
私ひまだし。
ギャルさん達忙しいのかも。」
「杉本
物分かりいいじゃぁ~ん♪」
大きな声で
げらげら笑いながら
教室を出ていった。
「あんたバカでしょ!!
忙しいわけないじゃん!!
パシられてんの!!
わかる??!」
あぁ・・・
ただのパシリかぁ。
「流嘉ちゃぁん
ちょっといいかなぁ??」
隣のクラスの子だ。
「うん!!
ジュンちゃん、
ちょっと行ってくるね。」
ジュンちゃんは
少し不満そうな顔をしながら
いってらっしゃ~い
と言った。
教室を出ると
1人だと思っていた
女の子は
3、4人の仲間と一緒に居た。
何の用だろ・・・。
私は誰も通らないような
廊下に連れてこられた。
バシッッ!!
・・・・???
痛いっ・・