優しい時間

俺は昔っからバスケが好き｡
バスケ部だし｡

この学校には
グラウンドにもバスケットコートがある｡

「聖ーー!!パス!!」

友達からボールが回ってくる｡

「おう!!任せろ!!」

ゴールに近かった俺は
そのままシュートする｡

･･････････

「いえーい!!!ナイスシュート!!!」

「ありがとう!!ありがとう!!」

俺はお礼を連呼する｡

「あ、杉本･･｡」

グラウンドの隅に座ってる杉本と､
学校1イケメンって言われてる原田が話している｡

原田の遊び人が｡

俺はわざと
杉本と原田の方にボールを飛ばす｡

「おい聖!!どこ投げてんだよ!!」

「ごめんごめん!!俺取ってくるから!」

転がっていくボールを追いかける｡