ラブフェチ〈短編集〉
あぁ~ドキドキする
さっきから胸のドキドキが止まらない
もうすぐ校門についちゃうけど…私変なとこないよね?
鏡は無いけど自分の格好を見て見る
「……よしっ!」
校門につくとそこだけ女子の塊が
…まぁ、なんでかは予想はつくけど
その女子の塊の中でもひときわ目立つ2人組が哲に近づいた
「九条君、こんなとこでなにしてるの??」
「そんなとこいるより私たちと遊びに行かない~?」
「…それもいいな、楽しそうだ」
「なっ!?」
何それ…哲、私をさそったんじゃないの?
なのに、他の女子にそんなこと言うなんて…
やっぱり…哲は私の事どうとも思ってないんだ……
さっきまでテンションが上がってたのに、どんどん下がってく
目から涙が出そう…
哲の方に向けていた体を違う方向に向けて歩いてく
もう、嫌だよ…