ラブフェチ〈短編集〉
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午前の授業も終わり、昼休みの時間
私にとっての昼休みは本当に苦痛だ
その苦痛の理由…それは
「陽菜」
「…哲」
私の“彼氏”が原因
いや、“一応”をつけた方が正しいかも
哲は時々昼休みになると私のクラスにやって来る
最初は嬉しかったんだよ?だけど、哲がくるときに隣にいるのはいつも違う女子…
ほら、今日だって
「哲~~?早く!」
「あー少し待ってろ。すぐ話終わるから」
ニコッとした笑顔で笑う哲
……ムカつく
「…どうしたの?」
なるべく怒ってるのが分からないように話す