華麗なる反抗期
婚約者がいないということを確認してからわたしは教室に向かう。

「うさおはよー」
「あ、おはよー!」

教室に入ると友達がわたしにあいさつしてきた。そのまま他愛もない会話に突入する。

「ほらー席に着けー」

そんな先生の声でみんな席にすわった。

やー平和だなー……。
窓際の席のわたしは春のあったかい日差しを浴びてのほほんとしていた。

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