華麗なる反抗期

そして平和な1日が過ぎ……帰りのこと。

「うさ、お願い!」
「何を?」

さやかが手を合わせてお願いのポーズをする。
相手はわたし。

「あのね……羽夢くんのタイプ、聞いてきてほしいの!」
「はや?」

なんだーそんなことかー。

「お安い御用よ! お姉さんに任せなさい!」
「ありがとう未来のお姉さん!」
「妹よー!」

わたしはさやかの背中をバシッとたたく。
まあさやかのほうが(いろいろ)おっきいから、立場的には逆っぽいけど……。

……そういえば羽夢の女子のタイプってどんなのなんだろう……。

チャラチャラのギャルとか?
メイクハデハデのボンキュッボン(笑?

なんにせよわたしとは程遠い女子しか思いうかばない……。

さやかとは……まあまあ合ってるかな?

なかなか好感触かもしれないかも?
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