華麗なる反抗期
真希乃さんというのはわたしたちの母親のこと。
「あのねえ……お母さんのこと真希乃さんっていうのいい加減やめたら?」
「まだ慣れなくて、さ」
羽夢が少し下を向く。
「……はあー」
わたしはため息をついた。
実のところ、わたしと羽夢は血のつながらない姉弟です。
わたしはお母さんに連れられて、羽夢はお父さんに連れられて出会いました。
つまりはバツ1同士の結婚だったわけで。
「なつかしいなあ……出会いたての羽夢はかわいかった……」
「は?」
「なんでもなーい」
「てゆーかさっさと起きろ」
「うわそうだった」
わたしはベッドがら出て制服を取ろうとした。
けどその手をとめる。
「……羽夢。いつまでわたしの部屋にいるの?」
「は? 別に見ても減るもんじゃねー……」
「くたばれぃッ!!」
「ぐえっ!」
乙女になんて失礼なあぁぁぁぁあッ!!
必殺パンチを喰らわせてわたしは羽夢を部屋から追い出した。
「あのねえ……お母さんのこと真希乃さんっていうのいい加減やめたら?」
「まだ慣れなくて、さ」
羽夢が少し下を向く。
「……はあー」
わたしはため息をついた。
実のところ、わたしと羽夢は血のつながらない姉弟です。
わたしはお母さんに連れられて、羽夢はお父さんに連れられて出会いました。
つまりはバツ1同士の結婚だったわけで。
「なつかしいなあ……出会いたての羽夢はかわいかった……」
「は?」
「なんでもなーい」
「てゆーかさっさと起きろ」
「うわそうだった」
わたしはベッドがら出て制服を取ろうとした。
けどその手をとめる。
「……羽夢。いつまでわたしの部屋にいるの?」
「は? 別に見ても減るもんじゃねー……」
「くたばれぃッ!!」
「ぐえっ!」
乙女になんて失礼なあぁぁぁぁあッ!!
必殺パンチを喰らわせてわたしは羽夢を部屋から追い出した。