華麗なる反抗期
はぁ……最悪。
羽夢も今日から夏休み。
ということは一日中羽夢と家でふたりっきりということでしょ!?
嫌な予感しかしない!
「うさー! 羽夢ー! なに騒いでるのー!?」
またお母さんの声。
「やばっ……」
当然だけどお母さんとお父さんは羽夢がわたしのこと好きなのは知らない。
てゆーか自分の子供どうしが恋愛とか普通ショックでしょ!?
「さて。楽しいことは親が仕事行ってからにするか」
サラッとそういって羽夢はリビングに行く。
「あ、待って! てゆーか楽しいことってなに!?」
そういってわたしも後をついていった。