華麗なる反抗期

テーブルについて羽夢と向かい合わせで朝ごはんを食べる。

「……」
「……」

き、気まずい……。
なんかしゃべれ、羽夢!(人任せ)

「……なぁ」

お、しゃべった!?
テレパシー!?

「……なに?」
「ご飯粒、ついてる」
「へ?」

そういって羽夢はわたしのほっぺからご飯粒をとる。

「…………!」

にゃー!!?

「なにすんのさスケベ!」
「は? ほっぺ触っただけじゃん」
「それがスケベだっていってんの!」

羽夢はニヤリと笑う。

「へー……照れてたり? 今日は朝から可愛いな」
「ち、違う! てゆーか触るときくらいいってよ!……いや、それでも触っちゃダメか……うーんと」

て、違うでしょわたしのバカー!
完全に羽夢のペースじゃん!


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