華麗なる反抗期
「じゃあ、もう用は済んだし、遊びますか!」
「……そうだね」
「どこ行くー? 羽夢くんはどこ行きたい?」
「任せます」
その後は、ゲーセンでプリ撮ったり、小物とか服とか見たりした。
それなりに楽しかった。
けど。
なぜか、羽夢とは気まずかった。
目が合ってもそらされたり、話しかけてもほぼ無視だし。
「…………」
「…………」
この距離に、胸が痛むのは、わたしだけなのかな。
そのわたしも、なんでこんなに胸が痛いかわからない。
ただ、苦しい。