華麗なる反抗期

「? どしたのうさ?」
「へ? なんでもないの!!」

ふーん、といってさやかはわたしに向けていたポッ〇ーをかじった。

「うん、とにかく告って文化祭を一緒に回るべきだとわたしは思うの!」
「なるほど~……」

さすがさやか先生。

てゆーか、さやかって意外と恋愛経験多そうだよな。
過去になんかあったり?

「……まぁいっか」

わたしも人の過去探る趣味はないので、そう思うだけでやめておいた。

「でもさ、綾三月先輩はわたしのことすら知らないかもなんだよ? 告ってOKもらえるかかどうかもわかんないしさ……」
「うさなら絶対いけるって! かわいいし!」
「……でーもー」
「そんな弱気じゃダメだって! ね?」
「……うー……」

でも、綾三月先輩はかっこいいし、モテるし……。
わたしとなんかじゃつりあわないよ……。

わたしなんてバカだしチビだし、童顔だし……。

綾三月先輩は、もっと大人の女? のほうがお似合いだと思うの!
わたし的に。




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