また会うためには。
しばらくすると、麻樹達が教室に入ってきた。2人とも席に着く。みんな口々に2人に挨拶をしていった。麻樹が返事を返す。

「おはよ琴美」
「おぁよ」


唯奈にヨッシーと呼ばれる男、良哉が挨拶してきた。


「なんか琴美のおはようとか何年ぶりだろ」
「お前が朝来ないからだろ」
「まあな」
「なんで今日早いん?」


そうだ。こいつらいっつも昼過ぎに来るくせに今日はやたら早い。どうしたんだ一体。もしかして真面目になったとか!?


「ああ、なんか麻樹が行こうって」

そう良哉はあっさり普通のことを言いやがった。


ん?まてよ。したら麻樹は真面目になったんだな!
すごいぞ麻樹!あとでよしよししてやんよ!


「麻樹とか給食と舞ちゃん目当てだからな」
「えー…馬鹿やろ麻樹ー……」


ちぇっまじつまらん。舞ちゃん目当てとか麻樹とかハゲてしまえー。


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