また会うためには。

「はーい席着けよー」


先生がドアを開けて入ってきた｡そして生徒の出席と健康を確認するために名前を呼んでいく。


「小倉」
あたしの名前が呼ばれ、「はいよ」と返事した。
先生はなんの違和感もなく進めていった。


「……城里ぉーは遅刻だよなまったく」
「先生いますって！」


麻樹が素晴らしい大声でそう言って立ち上がった。

先生は予想通りの反応を見せてくれた｡口が開いてるよ先生。
そんな驚かんでいいじゃん……。


「な、なんでいるんだ城里！」
「いちゃ悪いんですか？」
「……いやむしろ毎日それがいいよ。うん。」


それから先生は咳払いをして「じゃあ気を取り直して。」とまた名前を呼び始めた。


それから、良哉の時も同じ反応を見せた先生。
まじ飽きねえ。ウケるわあー


そうして、出席を取り終わった先生は、出ていった。


……と思ったら、戻ってきた。


「ちゃんと読書しろよ！野郎共！」
「はーい」


そう言って、今度は本当に出ていった。


とゆうかあたし達野郎じゃねえし……。
そんなことを思ったが、読書をする事にした。