薬指~未来への誓い~
『あのさ、来週月曜ヒマ??』


私の話なんて何もなかったかのように智哉は話出した。


『月曜??』

『そう。俺、大学休みなんだよね。観に行きたい映画あるんだけどさ、行かない??』

『私…と??』

『他に誰に話かけてんだよ~、倖知ちゃんに話てるつもりなんだけど』


いきなりそんな事言うからビックリしちゃったんだよ~!!


『あ、旦那さんに悪いよな!迷惑だよね、ゴメン』

『そ、そんな事ない!!行くっ!!!』

『じゃあ、決まりな♪』




ジム以外の場所で智哉に会うなんて初めてだったけど、
気軽に友達と映画に行くって感じなだけだし…。いいよね??

智哉のような男友達は今の私には貴重な存在。




そんな風にしか、その時の私は考えてなかった。

だって、そうでしょう??

まさか、付き合うようになるなんて…
予想出来るわけないじゃない。。



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