薬指~未来への誓い~
月曜は朝からそわそわ。。


『服…どうしよう』

いつもスポーツウェアだし…
汗かいて化粧だってボロボロだし…。



少しオシャレして、待ち合わせ場所に行くと智哉はもう着いていた。


初めの頃から私は智哉を待たしてばかりだ~。



ドキッ!!

スポーツウェア姿じゃない智哉は、少し大人びて見えて、緊張しちゃった。


『どぉも…』

『ちゃんと来た(笑)』

『当たり前でしょ~!!』

『おし、行くか♪』

『うん☆』




映画なんてスッゴく久しぶりだから楽しみで、ルンルン気分で智哉と歩いていたんだ。


『あ……』

『あ……』



2人して口をポカンと開けちゃった…。


観るはずだった映画が…始まったばかりで、次の上演は3時間後。。


『他の、観る??』

『でも、智哉くんはコレが観たかったんでしょ?』

『でも…3時間後だよ??』

『私は…別にいいけど。。』

『じゃあ、時間潰しますか??』

『うん!!』




まずは、映画館に隣接されたコーヒーショップに入って、時間潰し。



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