薬指~未来への誓い~
『えっ!?じゃあ、いいの!?!?』


驚いたように目をまん丸にして、声が大きすぎ~!!

無駄にテンション高いし!!


『でもさ私は旦那サンと別れないし、私の事を公に彼女だなんて言えないでしょ??いいの???』

コソコソするのも嫌だけど、大声でみんなに言える関係じゃないよね。


『いいの。倖知の家庭を壊すつもりないから。倖知が都合いいときに俺を都合よく使って♪邪魔になったら…言ってくれても……いいしぃ~』


だんだん小声になってるんですけど??


『物好きだね(笑)』

『うっさい!!』

『あのさ、も1つ気になったんですけど。さっきから私の事呼び捨てにしてません??』

『やっぱり、気づいた??』


そりゃあ気付くでしょ~が!!

でも、チャン付けで呼ばれるようなキャラじゃないからな、私。。


『さて、本当にもうそろそろ帰るね、智哉♪』

『ぉ…おう』


なに赤面してんのよ??
最初に呼び捨てにしたのは智哉の方じゃんか!!


私は改札口を通った所で最後に大きく手を振って帰った。


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