薬指~未来への誓い~
智哉は30分後に来た。
私は智哉の車へと部屋から駆け出る。
『待たせてゴメンな』
『………』
きっと謝らなくちゃいけない私のは私の方なのに…
智哉の方が謝る事に慣れてきてしまってる自分がいた。
『大丈夫だから…』
智哉はそう言うと
そっと私を抱きしめた。
大丈夫…
私には、“あの日”に彩に言われた時からこの言葉が救いのようになってる。
智哉の温もりを感じて、智哉の鼓動を感じて、1人じゃないとやっと実感する。
なのに…、
いつまで経っても、私の暗闇には光が見えない以前に、温かい風すら吹いてはこない。。。
そんな中で、思ったんだ…。
“──あぁ…
この人じゃないんだ………”
私は智哉の車へと部屋から駆け出る。
『待たせてゴメンな』
『………』
きっと謝らなくちゃいけない私のは私の方なのに…
智哉の方が謝る事に慣れてきてしまってる自分がいた。
『大丈夫だから…』
智哉はそう言うと
そっと私を抱きしめた。
大丈夫…
私には、“あの日”に彩に言われた時からこの言葉が救いのようになってる。
智哉の温もりを感じて、智哉の鼓動を感じて、1人じゃないとやっと実感する。
なのに…、
いつまで経っても、私の暗闇には光が見えない以前に、温かい風すら吹いてはこない。。。
そんな中で、思ったんだ…。
“──あぁ…
この人じゃないんだ………”