薬指~未来への誓い~
挙式時間が迫ってきて
私たちは緊張の中、招待した友人たちが待つ前室へ向かった。
親族や友人たちの姿を見たら、緊張なんか吹き飛んで、少し歓談をしてにぎやかな雰囲気を楽しんでいたら…
隣にいた真吾の笑顔が一瞬にして強ばるのを 私は感じた。
『真吾?どうし…』
どうしたの?と聞こうとした矢先…少し甘い女の子の声が重なる。
『来ちゃった♪』
『……』
無言のまま立ち尽くしている真吾の元へ駆け寄ってきた1人の女の子。
『由樹…どうして??』
やっと、か細い声で言葉を出した真吾からは、私も何度となく聞いたことのある名前で…
その“由樹”と名乗る女性は…
真吾の………元彼女。
私たちは緊張の中、招待した友人たちが待つ前室へ向かった。
親族や友人たちの姿を見たら、緊張なんか吹き飛んで、少し歓談をしてにぎやかな雰囲気を楽しんでいたら…
隣にいた真吾の笑顔が一瞬にして強ばるのを 私は感じた。
『真吾?どうし…』
どうしたの?と聞こうとした矢先…少し甘い女の子の声が重なる。
『来ちゃった♪』
『……』
無言のまま立ち尽くしている真吾の元へ駆け寄ってきた1人の女の子。
『由樹…どうして??』
やっと、か細い声で言葉を出した真吾からは、私も何度となく聞いたことのある名前で…
その“由樹”と名乗る女性は…
真吾の………元彼女。