薬指~未来への誓い~
『ありがと…』
『ん。じゃな』
“またね”と二度と言う事の出来ないドアはバタンッと重い音を立てて閉まった。
なかなか出発しない智哉の車。
私もなかなか車の横から離れられない。
智哉との1年は、
私の逃げ場でもあったけど、本当に楽しくて、自分だけでは作ることが全く出来なかった笑顔もいっぱいもらったよ。
“1人で走らせない”
“オレがそばにいる”
告白の時にそう言ってくれた言葉通り、私は智哉と付き合いだしてから1人ジムで走り込む事はだんだんなくなっていった。
泣ける場所がある…
受け止めてくれる胸がある…
温もりを感じれる腕がある…
この事が私にとって、どれだけ心強かっただろう…。
この事を失うのが怖いのか、
智哉を失うのが怖いのかが分からないまま、立ち尽くしていた。
『ん。じゃな』
“またね”と二度と言う事の出来ないドアはバタンッと重い音を立てて閉まった。
なかなか出発しない智哉の車。
私もなかなか車の横から離れられない。
智哉との1年は、
私の逃げ場でもあったけど、本当に楽しくて、自分だけでは作ることが全く出来なかった笑顔もいっぱいもらったよ。
“1人で走らせない”
“オレがそばにいる”
告白の時にそう言ってくれた言葉通り、私は智哉と付き合いだしてから1人ジムで走り込む事はだんだんなくなっていった。
泣ける場所がある…
受け止めてくれる胸がある…
温もりを感じれる腕がある…
この事が私にとって、どれだけ心強かっただろう…。
この事を失うのが怖いのか、
智哉を失うのが怖いのかが分からないまま、立ち尽くしていた。