薬指~未来への誓い~
全身から、真吾の温もりが伝わる…。


心地よい温もり…。



私が…手放そうとしてあた温もり…。




『…離れちゃヤダ』


真吾に思わずしがみつく。
真吾の火照った身体を求める。



『大丈夫…。いるよ』



耳元で優しく呟く…
そして………


1つに繋がる。





火照った2つの身体の間に、少しひんやりとした2つの指輪…。





『抜いちゃヤダっ』

『付いてないしぃ~っ』


絶頂を迎えようとしてる真吾にワガママ連発してるのが私(笑)


ゴムなんて…我が家にはありません(苦笑)




『さちぃ~…』


子犬が鳴くように呼ばないで…
拷問中ですよね…やっぱり(笑)



『真吾が…欲しいの』




穴があったら入りたい……




『…アホ』




私のナカで、
ドクンドクンと脈打ってるのが伝わる。




真吾??
私はもう一度、あなたの腕に抱きしめらまま夢を見れるかなぁ…





『絶対に離さない…』


そう言われて、吸い込まれそうな瞳で見つめられるとそのまま目をそらせない。




何も言えない。




私の上に倒れこんだ真吾の少し汗ばんだ背中に手を回してただ頷いた。
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