薬指~未来への誓い~

ガチャン…――



『きぼぢわる゛~い……』

家に入ってすぐベットに倒れ込む。



風邪薬飲まなきゃ~…でも起きたくな~い………少し寝よ。。。






ブー…ブーブーブー………


『…ぅるさぃ』

枕元に置いてあった携帯がバイブで揺れる。


『…ぁぃ。。』

『倖知??私だけどっ』

『…なに!??』

『なに、その不機嫌っぷり!!!寝てたん??もう夕方だよ!!』



え??夕方…???
私が寝たのは昼1時頃なはず…。

時計を見たらもう夕方5時じゃん!!

4時間も寝てたんだ…私!!!



『風邪ひいたっぽくってさ~』

『マジで??薬飲んだ??』

『まら(訳:まだ)』

『ちゃんと飲んで寝なさいよ~!!』



相変わらず…お母さんみたいだよ、彩。
まだ枕に半分顔をうずめて携帯を耳に当ててたら……



『…う゛っ』


ヤバい!!吐く!!!!!



携帯を投げ捨てて洗面所にダッシュ!!!


『……ガハッッ』



朝ごはんに真吾と一緒に食パンをかじったくらいで、昼ごはん食べずに寝ちゃったから 胃液が逆流してきたようで…

のどが焼ける……。



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