薬指~未来への誓い~

二人の願い

『バイバイ♪』


そう言って彩が帰ったあと、真吾は普段通りに部屋着のジャージ姿に着替えてる。



『真吾、ここ座って』


さて……と。


『なに???』

『いいから!!話したい事があるから早く座ってよ!!!』




せっかくちゃんと話す気でいるんだから~!!ほらっ、モタモタしないっ!!

真吾はちょっと怪しげな目をしつつ大人しく目の前に座った。




でも…
いざ話そうとすると…ドキドキする。。
真吾は驚くかな…とか、喜んでくれるのかな…とか、困った顔しないかな…とか。いろいろ考えちゃうよ。





『なにかあった??』

私に座れと言われて座ったものの何も言い出さない事に真吾はまた何かあったんじゃないかと不安そうに聞いてくる。




『あっ、ぁのあのねっ!!!』


カミ過ぎ(泣)




『…プッ(笑)』



自分で自分に笑っちゃった(笑)
なに、見事にテンパってんのよ私。




なにも隠す事もやましい事も恥ずかしい事も後ろめたい事も、なんにもなんにもないじゃん。

それどころか…
きっと吉報になる。私たちが再び歩きだす光になる…。



そうだよね??



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