薬指~未来への誓い~

繋いだ掌


『ひまわり、植えれなかったねぇ…』

『プランターじゃ味気ないしな…』

『そうだよね』

『もう夏終わっちゃうし…来年また考えよ』

『うん♪』





日の沈む時間が早くなってきて、
肌を通り過ぎる風が心地よくなってきた頃、私たちは手をつないでいた。



指をしっかり絡ませ、掌から伝わるお互いの体温を握りしめて。








きっと







このまま







どこまでも行ける…






そんな気がした。。




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