薬指~未来への誓い~
読めない手紙
何度も、何度も書き直した手紙。
感謝の気持ちを込めた下手くそな文章。
“きっと読んでる時に泣いちゃうかな…”
なんて、想像しながら書き綴った手紙…。
幸せを噛みしめながら、感謝の気持ちいっぱい込めた言葉で読むはずだった手紙…。
こんなはずじゃ…なかった……
こんなはずじゃ…なかった……
呪文のように繰り返した。
それでも私は笑顔でいた。
笑っていなければ、心が崩れてしまいそうだったから。
笑顔なんて忘れてしまいそうだったから。
だから、それでも私は笑っていたんだ。
感謝の気持ちを込めた下手くそな文章。
“きっと読んでる時に泣いちゃうかな…”
なんて、想像しながら書き綴った手紙…。
幸せを噛みしめながら、感謝の気持ちいっぱい込めた言葉で読むはずだった手紙…。
こんなはずじゃ…なかった……
こんなはずじゃ…なかった……
呪文のように繰り返した。
それでも私は笑顔でいた。
笑っていなければ、心が崩れてしまいそうだったから。
笑顔なんて忘れてしまいそうだったから。
だから、それでも私は笑っていたんだ。