薬指~未来への誓い~

二人の時間

週末にお互いの両親に挨拶に行った。



古くさい言い方かもしれないけど、“順番”の違う私たちの結婚。




反対されても産むもん!!とか、駆け落ちしちゃう??とか、
いろんな妄想膨らませてたのにさ……




拍子抜けしちゃうくらい、お互いの両親とも喜んでくれて、私のお母さんなんか…




『真吾クン、倖知はワガママ娘でしょ~?面倒かけると思うけどよろしくね~。』


なんて言うしっ!




真吾は真吾で…


『そうですね、頑張ります』




なんて笑って会話してるしっ!!
もうっ!!






そりゃさ、私はワガママなのは自覚してるしさ、真吾は笑ってそんな私のワガママも包んでくれる優しさに甘えてばっかりだけどさ…



やっぱり真吾も私の事ワガママなヤツだって思ってたんだ~(泣)








『そんな拗ねるなよ』




頬を膨らませて拗ねてる私に、優しく微笑んでくる真吾。







ほら…




また安心しちゃうじゃない。


こんな私でも、真吾の隣にいても…いいんだよね?





みんなで笑ってる…

この温かな笑顔の空間が楽しくて。





これからももっと幸せな日々が続くんだよね、真吾。



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